スポーツをしている方の中には、足の痛みやけがが続くといった悩みを抱える方が少なくありません。
その原因として考えられるのが「オーバープロネーション」という状態です。
今回は、オーバープロネーションの説明、その影響で起こるスポーツ障害、そして対策方法について解説をしていきます。
オーバープロネーションとは何か?
オーバープロネーションとは、歩行時に足の内側に過度に体重がかかる状態を指します。通常、歩行時には足の外側に一度体重をかけ、その後中央に移動しますが、オーバープロネーションがあるとこの動きが過剰になります。
これにより、足元の骨格やアライメントに負担がかかり、スポーツ中の動作に影響を及ぼすことがあります。
オーバープロネーションによるスポーツ障害
オーバープロネーションが原因で起こる代表的なスポーツ障害には以下のようなものがあります:
- 足底筋膜炎
足裏の筋膜に炎症が起こり、特に朝の一歩目に強い痛みを感じます。 - シンスプリント(脛骨過労性障害)
すねの内側に痛みが生じる障害で、長時間のランニングやジャンプ動作が影響します。 - 膝の痛み(ランナー膝)
膝関節に余分なストレスがかかり、痛みや炎症が生じることがあります。 - 腰痛
足元の不安定さが全身のバランスに影響し、腰に負担をかけることがあります。
対策について
- スポーツインソールの使用
足の形状(アーチ)に合わせたインソールを使うことで、足元のバランスを整え、正しい歩行動作をサポートします。 - 適切なランニングシューズの選択
安定性に優れたシューズを選ぶことで、歩行時やランニング時の体重移動を適切にサポートします。 - ストレッチやトレーニング
足裏やふくらはぎのストレッチ、体幹を鍛えるエクササイズを取り入れることで、足元の安定性が向上します。
ご相談ください
オーバープロネーションに関するお悩みがある場合は、ぜひ当院にご相談ください。
詳しい検査を行い、問題に応じた最適な対策をご提案します。
足元の健康を取り戻し、スポーツを快適に楽しむお手伝いをいたします。